やっておこう!復職する前の下準備

結婚や病気などを理由に介護職を退職した人の中には、復職したいと考えている人は少なくないようだ。そのようなブランクのある人が復職するためには、大切なことがいくつかある。その中の一つは、介護に関する法令の確認だ。自分が退職した後に、介護関連の法律が改正されている可能性がある。そのため、書籍やインターネットであらかじめ調べておくようにしてほしい。また、ブランクが長い人は、介護の基本的な動作を動画で確認しておくといいだろう。仕事の手順を再確認しておくことで、復職への不安を柔べることができるからだ。

また、余裕があれば、復職予定の介護施設を事前に下見しておくこともおすすめしたい。介護施設にはデイサービスや老人保健施設など様々な種類があり、仕事内容も施設の形態によって異なる。復職したい介護施設の仕事内容を実際に見ておけば、自分が働くときのイメージが容易にできるし、介護施設内の人間関係や雰囲気も感じ取ることができるので、安心感もわくだろう。

それから、ブランクが長い人の中には、以前のような体力がなくなっている人も多い。介護職は体力を要する仕事なので、復職に向けて体力づくりをしておくことも必要だ。有酸素運動や筋肉トレーニングをバランス良く取り入れたり、運動が苦手な人は、簡単なストレッチを毎日続けておいてほしい。そして、可能であれば、バランスのとれた食事をとったり、十分な睡眠時間をとったりして、規則正しい生活を心がけ、心身ともにいい状態で再スタートを切ってほしい。